医王山 養珠院 浄瑠璃寺

第四十六番

【御詠歌】
極楽の浄瑠璃世界たくらえば  
受くる苦楽は報いならまし

仏手・仏足石の寺

 境内にそびえる樹齢約1,000年のイブキビャクシンの大木の下に安置されています。延命、豊作にご利益があるとして信仰を集めています。樹高約20メートルのイブキビャクシンは弘法大師が加持したものといわれ松山市の天然記念物に指定されています。※画像1

一願弁天堂

本堂左手奥の鳥居の中。天女像が祀られ、音楽、智恵、美貌、財宝、福徳に霊験があると伝えられる。※画像2

浄瑠璃寺の歴史・由来

浄瑠璃寺は松山市内八ヶ寺の打ち始めの霊場である。参道入口の石段左に「永き日や衛門三郎浄るり寺」と彫られた正岡子規の句碑があり、お遍路を迎えてくれる。このあたりは遍路の元祖といわれる右衛門三郎のふる里として知られる。
縁起を辿ってみると、行基菩薩が奈良の大仏開眼に先だち、和銅元年に布教のためにこの地を訪れ、仏法を修行する適地として伽藍を建立した。白檀の木で薬師如来像を彫って本尊とし、脇侍に日光・月光菩薩と、眷属として十二神将を彫造して安置した。寺名は薬師如来がおられる瑠璃光浄土から「浄瑠璃寺」とし、山号もまた医王如来に因んだ。

約百年後の大同2年(807)、唐から帰朝した弘法大師がこの寺にとどまり、荒廃していた伽藍を修復し、四国霊場の一寺とした。室町時代の末期に足利幕府の武将、平岡道倚が病に苦しみ、本尊に祈願したところ、ご利益で全快したのに感激し、寺塔を再興して厚く帰依した。
江戸時代の正徳5年(1715)に山火事で本尊と脇侍をのぞいてほとんどの寺宝、伽藍を焼失したが、70年後の天明5年(1785)、地元の庄屋から住職になった僧・堯音が復興に尽力した。堯音は、托鉢をしながら全国を行脚してその浄財で現在の本堂その他の諸堂を再興している。また、社会事業家としても知られ、岩屋寺から松山市にいたる土佐街道に、苦難の末に8つの橋を架けている。
境内の樹齢1,000年を超す大樹イブキビャクシン(市天然記念物)が信仰を得ている。

浄瑠璃寺の見どころ

仏手・仏足石の寺・一願弁天堂・説法石(「おかけください。霊鷲山の石が埋め込んであります」と説明書。)

浄瑠璃寺の年中行事

平和祈願法要
日時:8月15日

第46番札所 医王山 養珠院 浄瑠璃寺 (いおうざん ようじゅいん じょうるりじ)

宗派:真言宗豊山派
本尊:薬師如来
開基:行基菩薩
創建:和銅元年(708)
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

アクセス情報

所在地:〒791-1133 愛媛県松山市浄瑠璃町282
電話:089-963-0279
駐車場:あり(無料)
宿坊:なし
公式HP:なし

松山インターチェンジから、国道33号線を砥部方面へ行きます。重信大橋を越えた最初の交差点で左折。県道23号線を走り、バス停広瀬を右折。久谷方面を目指し走ると右手にあります。
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