作礼山 千光院 仙遊寺

第五十八番

【御詠歌】
たちよりて作礼の堂にやすみつつ  
六字を唱え経を読むべし

竜燈桜碑

 伝説の竜女は海に帰ったが、旧暦7月9日になると毎年川を上って竜燈を境内の桜の木にかけたと伝わる。その桜の跡に立っている石碑。

犬塚池

 文化4年(1807)に完成した溜池で、仙遊寺と栄福寺の使い役をした犬の供養池。

仙遊寺の歴史・由来

境内は、山号になっている作礼山の山頂近い標高300mの高台にあり、今治の市街地や四国一高い今治国際ホテルは眼下に望める。その先には瀬戸内海に浮かぶ島々、さらには平成11年に開通した「しまなみ海道」も一望できる眺望豊かな地にある。
創建は天智天皇(在位668〜71)の勅願により、伊予の国主・越智守興公が堂宇を建立、本尊の千手観音菩薩像は天皇の念持仏として、海から上がってきた竜女が一刀三礼しながら彫って安置したとされる。このことから「作礼山」が山号となり、竜宮から届けられたという伝説もある。

さらに仙遊寺には、阿坊仙人という僧が40年にわたって籠り、七堂伽藍を整えるなどをしたが、養老2年(718)に忽然と姿を消してしまったという伝説が残っている。寺名はその阿坊仙人に由来している。
弘法大師が四国霊場開創の折にこの寺で修法をされたとき、病に苦しむ人々を救済しようと井戸を掘り、また荒廃していた七堂伽藍を修復して再興、寺運は興隆した。この井戸は旧参道の脇に残り、「お加持の井戸」として多くの諸病を救ったと伝えられ、信仰されている。
江戸時代には荒廃して本堂と12社権現だけとなっていたが、明治時代の初期、高僧・宥蓮上人が山主となり、多くの信者とともに再興に尽力した。宥蓮上人は明治4年、日本最後の即身成仏として入定している。境内には、上人を供養した五輪塔がある。

仙遊寺の見どころ

竜燈桜碑・犬塚池

仙遊寺の年中行事

修正会、初祈祷会、新年祈祷会
日時:三が日

厄飛ばし柴燈大護摩供法会
日時:1月第二日曜日

大般若会
日時:1月17日

節分会
日時:2月3日

花祭り
日時:4月8日

弘法大師御影供
日時:4月29日

四万六千日大法会(夏祭り)
日時:8月9日の直近日曜日

大晦日、除夜の鐘
日時:12月31日

護摩会
日時:毎月21日

第58番札所 作礼山 千光院 仙遊寺 (されいざん せんこういん せんゆうじ)

宗派:高野山真言宗
本尊:千手観世音菩薩
開基:越智守興
創建:七世紀後半
真言:おん ばざらたらま きりく

アクセス情報

所在地:〒794-0113 愛媛県今治市玉川町別所甲483
電話:0898-55-2141
駐車場:あり ※道路維持費として普通車400円
宿坊:あり(50人・予約必要)
公式HP:http://www.shikoku88-58senyuji.com/

今治インターチェンジから国道196号線・317号線を玉川町方面へ向い、バス停大須木で左折、山道を進むと正面にあります。
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