礼拝所

第六十二番

【御詠歌】
阿字の子が阿字の故郷にたちいでて
また立ち帰る阿字のふるさと

十一面観音菩薩

六観音の一つ。十一の小面(菩薩面、忿怒面、笑面など)をつけた観音で、救済の働きが多面的であることを象徴する。六道に配した場合には、阿修羅道の救主とされる。

弘法大師

真言宗の開祖。幼名は真魚、諱は空海、号は遍照金剛。留学僧として渡唐、青竜寺の恵果和尚より真言密教の秘法を受け、帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し、また東寺を真言密教の道場とした。大僧都に進み、綜芸種智院を創立。詩文にも通じ、平安三筆の一人とされる。

本尊十一面観音菩薩の功徳

十一面観音菩薩は六観音の役割として、阿修羅道の衆生を摂化するという。 密教の尊格であり、密教経典(金剛乗経典)の十一面観自在菩薩心密言念誦儀軌経(不空訳)、仏説十一面観世音神咒経、十一面神咒心経(玄奘訳)に説かれている。
十一面観自在菩薩心密言念誦儀軌経によれば、10種類の現世での利益(十種勝利)と4種類の来世での果報(四種功徳)をもたらすと云われている。

十種勝利

・離諸疾病(病気にかからない)
・一切如來攝受(一切の如来に受け入れられる)
・任運獲得金銀財寶諸穀麥等(金銀財宝や食物などに不自由しない)
・一切怨敵不能沮壞(一切の怨敵から害を受けない)
・國王王子在於王宮先言慰問(国王や王子が王宮で慰労してくれる)
・不被毒藥蠱毒。寒熱等病皆不著身(毒薬や虫の毒に当たらず、悪寒や発熱等の病状がひどく出ない。)
・一切刀杖所不能害(一切の凶器によって害を受けない)
・水不能溺(溺死しない)
・火不能燒(焼死しない)
・不非命中夭(不慮の事故で死なない)

四種功德

・臨命終時得見如來(臨終の際に如来とまみえる)
・不生於惡趣(悪趣、すなわち地獄・餓鬼・畜生に生まれ変わらない)
・不非命終(早死にしない)
・從此世界得生極樂國土(今生のあとに極楽浄土に生まれ変わる)

アクセス情報

所在地:〒799‐1101愛媛県西条市小松町新屋敷船山甲2269‐3 ※香園寺管理地内
電話:0877‐56‐5688(四国八十八ヶ所霊場会本部事務所)
駐車場:あり(無料)※香園寺駐車場兼用

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四国八十八ヶ所霊場会第62番礼拝所について