石鈇山 金色院 前神寺

第六十四番

【御詠歌】
前は神後は仏極楽の 
よろずの罪をくだくいしづち

現様縁日

 毎月20日、夜7時半(5月~9月は夜8時)から御開帳される3体の蔵王大権現に、身体の悪い部分や痛いところをあてて、平癒を祈願する。

御瀧行場不動尊

 大師堂右奥の浄土橋を渡った右。かつては滝打ち修行が行われていた。

前神寺の歴史・由来

山岳信仰の山として崇拝される日本七霊山の一つである石鎚山(標高1982m)の麓の霊場で、真言宗石鈇派の総本山であり、修験道の根本道場でもある。

開創は、天武天皇(在位673~86)時代に修験道の祖・役行者小角が石鎚山で修行を積んだ後、衆生の苦を救済するために釈迦如来と阿弥陀如来が石鈇山大権現となって現れたのを感得し、尊像を彫って安置し祀ったことに縁起する。その後、桓武天皇(在位781~806)が病気平癒を祈願し成就されたことにより七堂伽藍を建立し、勅願寺「金色院・前神寺」の称号を下賜された。以降、文徳天皇、高倉天皇、後鳥羽天皇、順徳天皇など多くの歴代天皇の信仰が厚かった。

後に空海(弘法大師)も2度石鎚山を巡鍚し虚空蔵求聞持法や護摩修行、断食修行などを行ったことが知られている。

江戸時代には、西条藩主松平家の祈願所となり三つ葉葵の寺紋を下賜するなど寺運は隆盛を極めたが、明治維新の神仏分離令により寺領を没収され、一時は廃寺を余儀なくされた。明治22年に前神寺として復興をはたし真言宗石鈇派総本山として法灯を伝えている。

毎年恒例の7月1日からの「お山開き」には白衣姿の信徒が結集し、法螺貝の音に「なんまいだ」を唱和している。

前神寺の見どころ

権現様縁日・御瀧行場不動尊(大師堂右奥、浄土橋の右、かつては滝打ち修行が行われていた。)・奥の院・奥前神寺(石鎚山中腹にあり、現在はロープウエーが通じておりお山開き期間中参詣できる。)

前神寺の年中行事

修正会
日時:1月1日から3日まで本堂にて(①9:00〜11:00 ②13:00〜15:00)

節分会(星まつり)
日時:2月3日(13:00〜 柴灯大護摩供・権現様ご開帳・福投げを行います

灌仏会(花まつり)
日時:5月(7:00〜17:00 宿坊玄関前にて甘茶をご用意しています

御砂踏み
日時:5月(9:00〜16:00 本堂にて)

夏山修行開白
日時:6月30日(7:00〜 柴灯大護摩供

夏山修行結願
日時:2月3日(12:30〜 柴灯大護摩供・権現様ご開帳・福投げを行います

修正会
日時:12月31日 23:45〜 除夜の鐘・(権現様のお札を授与しています)護摩供(不動堂)・権現様ご開帳(権現堂)

第64番札所 石鈇山 金色院 前神寺 (いしづちさん こんじきいん まえがみじ)

宗派:真言宗石鉄派
本尊:阿弥陀如来(伝役行者作)
開基:役行者小角
創建:七世紀後半
真言:おん あみりた ていせい からうん

アクセス情報

所在地:〒793-0053 愛媛県西条市洲之内甲1426
電話:0897-56-6995
駐車場:あり(無料)
宿坊:なし
公式HP:なし

いよ小松インターチェンジから国道11号線を西条市方面へ、石鎚山駅信号の先100mを右折、直進すると正面にあります。
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