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本山に誰か植えける花なれや
春こそ手折れたむけにぞなる

四国霊場では竹林寺・志度寺・善通寺とこの本山寺の4ヶ所だけという五重塔が目印。大同4年(809)の建立でしたが損傷が激しく明治43年に再建されました。また、本尊は馬頭観世音菩薩で四国霊場では唯一のもの。頭上に馬頭をいただく観音様で、祀られている本堂のそばには馬の像が控えています。
大同2年(807)平城天皇の勅願により、弘法大師が七十番札所として開基。当時は「長福寺」という名で、本堂は大師が一夜ほどの短期間にて建立したという伝説が残ります。およそ2万平方メートルの広大な境内には国宝の本堂はじめ、仁王門、五重塔、鎮守堂、大師堂、十王堂、赤堂(大日堂)、慰霊堂、鐘楼、客殿などが並び、大寺として栄華を極めた当時を偲ばせます。
天正の兵火では長宗我部軍が本堂に侵入の際、住職を刃にかけたところ脇仏の阿弥陀如来の右手から血が流れ落ち、これに驚いた軍勢が退去したため本堂は兵火を免れたといわれます。この仏は「太刀受けの弥陀」と呼ばれています。その後、「本山寺」と名を改め、今に至ります。

国宝に指定され、一重寄棟造り、本瓦葺きの風格あふれる建物。正安2年(1300)建立の折衷様式で、外観は京都風、内部は奈良風の造りです。
明治43年、住職の頼富実毅(よりとみじっき)が再建。盲目だった実毅は五十九番国分寺を巡礼後、目が見えるようになり、その恩に報いるため堂宇の復興に意欲を燃やしました。遠くからでも目に付き、本山寺のシンボルとなっています。
和様・唐様・天竺様という三つの様式の山門。全国でもほかに例のない、どっしりとした構えの八脚門は国指定の重要文化財です。
室町時代末期の様式を残す小さな社。桧皮葺き屋根の素朴なたたずまいです。
請雨秘法の霊神・善女龍王が祀られ、堂、像ともに県の指定文化財です。
●日時:7月土用の丑の日

| 宗 派: | 高野山真言宗 |
| 本 尊: | 馬頭観音 |
| 開 基: | 弘法大師 |
| 創 建: | 大同2年(807) |
| 真 言: | おん あみりとう どはんば うん ぱった そわか |
| 住 所: | 〒769-1506 香川県三豊市豊中町本山甲1445 |
| 電 話: | 0875-62-2007 |
| 駐車場: | 普通15台・中型5台・大型3台 |
| 宿 坊: | なし |