四国八十八ヶ所霊場紹介 高知県(土佐)の霊場

文字の大きさを変更

トップページ >> 四国八十八ヶ所霊場紹介 >> 高知県の霊場 >> 龍頭山 光明院 金剛頂寺

往生に望みをかくる極楽は
月のかたむく西寺の空

龍頭山 光明院 金剛頂寺

金剛頂寺の歴史・由来


山門

室戸岬から海岸沿いに西北に向かうと、土佐湾につき出した小さな岬がある。硯が産出するので硯が浦ともいわれる「行当岬」である。その岬の頂上、原始林の椎に覆われて静寂さがただよう境内が金剛頂寺であり、室戸三山の一寺院として「西寺」の通称でも親しまれている。朱印も「西寺」と捺される。当寺から4kmのところに女人堂と呼ばれる不動堂がある。若き弘法大師はこの間を毎日行き来し修行した霊地であり、行道したことから、「行当」はその名残かもしれない。縁起によると、大師が平城天皇(在位806〜9)の勅願により、本尊の薬師如来像を彫造して寺を創建したのは大同2年と伝えられている。創建のころは「金剛定寺」といわれ、女人禁制とされて、婦女子は行当岬の不動堂から遙拝していたという。


本堂

次の嵯峨天皇(在位809〜23)が「金剛頂寺」とした勅額を奉納されたことから、現在の寺名に改め、さらに次の淳和天皇(在位823〜33)も勅願所として尊信し、住職は第十世まで勅命によって選ばれており、以後、16世のころまで全盛を誇った。
室町時代に堂宇を罹災したこともあったが復興ははやく、長宗我部元親の寺領寄進や、江戸時代には土佐藩主の祈願所として諸堂が整備されている。昭和になって注目されるのは正倉院様式の宝物殿「霊宝殿」の建立である。平安時代に大師が各地を旅したときの「金銅旅壇具」は、わが国唯一の遺品であり、重要文化財が数多く収蔵されている。

金剛頂寺の見どころ


大師堂
霊宝殿

収蔵する木造阿弥陀如来坐像、板彫真言八祖像、銅造観音菩薩立像、金銅密教法具、金銅旅壇具、銅鐘、金剛頂経などはすべて国指定重要文化財。

奴草

境内に自生する天然記念物。

鯨供養塔

鯨の供養塔があり、別名「クジラ寺」ともいわれる。


一粒万倍の釜
一粒万倍の釜

大師が炊いた米が一万倍に増え、人々を飢えから救ったという。

 

金剛頂寺の年中行事

弘法大師像ご開帳

日時:旧暦3月21日
場所:大師堂

本尊薬師如来像ご開帳

日時:12月31日〜1月8日
場所:本堂

金剛頂寺へのアクセス

  • 南国インターチェンジから、室戸を目指す方向で国道32号線・国道55号線と走り、室戸市のバス停元橋のところで左折、道なりに約2km走ると右手にあります。

 

第26番札所 龍頭山 光明院 金剛頂寺 りゅうずざん こうみょういん こんごうちょうじ


▲境内案内図
宗 派: 真言宗豊山派
本 尊: 薬師如来
開 基: 弘法大師
創 建: 大同2年(807)
真 言: おん ころころ せんだり
まとうぎ そわか
住 所: 〒781-7108
高知県室戸市元乙523
電 話: 0887-23-0026
駐車場: 普通20台( 200円)
マイクロバス3台( 400円)
大型3台(1,000円)
各午前7時〜午後5時
宿 坊: あり(100人)